先日、香港の投資ファンド、ダイナスティ・ホールディング・インターナショナルが、大阪・道頓堀の商業施設「中座くいだおれビル」を、約100億円で買収したとの報道があった。
建物は地下2階、地上7階で延床面積は約8,000㎡あるらしいが、仮に買収金額100億円に対する投資利回り(粗利)を8%と設定すると、年間8億円の賃料収入が必要となる。
この8億円を延床面積で割ると㎡当たり100,000円、月額換算8,300円(坪当たり27,500円)であり、この辺りの相場観としてはストライクゾーンの範疇と言えそうだ。
しかし、地価相場からすると高水準であり、一時旺盛であったファンドの高値買いの傾向が再燃しているものと、このニュースからも窺える。